外科系医師のための手術に役立つ臨床研究 (日本語) 単行本 – 2017/11/16 本多 通孝 PDF

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外科系医師のための手術に役立つ臨床研究 (日本語) 単行本 – 2017/11/16 – 推薦の序
<前略>
……世の中は情報通信技術の発達により、知識や知見は電子データで何でも手に入るようになった。さらにその中からメタアナリシスや前向きランダム化比較試験(RCT)などの研究手法が発達して、患者に対して有益な手術か有害な手術かさえ判定可能になってきた。臨床研究の必要性が叫ばれるのも、このような背景があったからに他ならない。まさにこの時代に外科医として育った本多先生の『外科系医師のための手術に役立つ臨床研究』は、症例報告でとどまらずに臨床研究まで踏み込むことで、外科医が点と点で自分のキャリアを形成していくのではなく、面の上積みで確固たる土台を築く必要性を示しているといえよう。若手外科医が、自分たちの施設で工夫して結果につながってきた術式や患者管理を世の中で通用するものかどうかを問う手段は、臨床研究論文に他ならない。その必要性を示し、具体的な科学的アプローチの方法を論点の想起から始めて、親しみやすいキャラクターを登場させながら計画から論文化していく解説は、本書を読み込んでいくうえで自分もできるかもしれないという “やる気” を創出させる。
本書はいわゆる原著論文を初めて起こすことが多い大学院生や、より専門性の高い外科のカテゴリーに入っていく探求精神旺盛の若手外科医には、必ず手元に置いて繰り返し読んで欲しい内容が網羅されている。読み進んで「さあ、やるぞ」となった時点で昨今問題視される研究倫理や不正についての警鐘を鳴らす章が加えられているのも、本多先生ならではの心配りと思う。御自身の苦労した体験を散りばめながら、少しでも多くの若手外科医を臨床研究へと誘い、科学する外科医の層を厚くして患者貢献とこの業界の発展につなげようとする内容を簡潔明瞭にまとめられたことに敬意を表し、強く推薦する次第である。
またすでに管理部門に携わるようなベテラン医師には、若手外科医、とりわけ将来性を見込んだ部下に対して、成長を後押しする意味を込めて本書をプレゼントしてあげてほしい。そのこと自体が臨床研究指導に相当し、贈る側の価値を高めてくれると思わずにはいられないからである。

2017年10月

順天堂大学教授・心臓血管外科
順天堂医院病院長
天野 篤. 著者紹介
本多通孝(Michitaka Honda MD、PhD)

福島県立医科大学低侵襲腫瘍制御学講座(寄付講座)教授
2003年 日本大学医学部卒。2012年 京都大学大学院医学研究科修了。亀田総合病院、東京都立駒込病院で外科研修終了後、川崎市立川崎病院、京都大学再生医科学研究所、日本学術振興会特別研究員、がん研究会有明病院、University of Michigan、総合南東北病院、福島県立医科大学災害医療支援講座を経て、2017年より現職。
First またはCorresponding Authorとして30編の論文を欧文誌に掲載。忙しい外科の診療現場から発信する “面白くて役に立つ臨床研究” を目指して活動を続けている。
また、webサイト「外科領域の臨床研究」を運営し、若手医師の臨床研究支援を行っている。

資格
医学博士
日本外科学会専門医、日本消化器外科学会専門医、日本消化器外科学会指導医
日本内視鏡外科学会技術認定医、日本食道学会食道科認定医
日本臨床疫学会上席専門家

※2017年11月現在. 「科学する外科医」になるためのエッセンスが詰まった1冊 外科領域の臨床研究には内科とは違う特有の難しさがあるが、体系的に方法論を学ぶことで若手外科医でも “手術に役立つ” 質の高い臨床研究ができる。本書はこれから臨床研究、学会発表、論文執筆を行うすべての外科系診療科の若手医師に向け、研究計画の立て方からトップジャーナルに通用する論文の書き方まで、臨床研究の基本と実際を具体的にわかりやすく解説。本書を読めば、きっとあなたも臨床研究がしたくなる! 本書の特長 私は大学院生のとき基礎研究を行う教室に所属していましたが、幸運にも色々な偶然が重なって臨床研究の方法論を体系的に学ぶ機会を得ることができました。その後、第一線の臨床現場に戻り、それまでに学んだ研究理論をどうやって外科領域の臨床研究に適応させ、手術手技の向上に役立てればよいのかということを考え、試行錯誤してきました。 内科系の臨床研究と大きく異なる点は、「手術」という非常に大きな侵襲が発生し、その前後で劇的に患者さんの状態が変化することです。いったんは、患者さんの身体に少なからぬダメージを与え、その後徐々に回復してくるというダイナミックな生体現象をどのように測定し、記述し、そして分析するか、とても興味深く、奥が深いことだと思います。 臨床試験や生物統計を扱った解説書、論文執筆のノウハウがまとめられた良書は数多く存在しますが、「手術」という介入でありイベントでもあるこの現象を評価する方法論については、確立した理論体系があるとはいえないのが現状ではないでしょうか。本書が扱うのは、臨床試験や生物統計の理論ではなく、もっと外科医にとって身近で日常診療に即した疑問を解決するための方法論です。手術の研鑽にいそしむ若手医師を対象に、あくまで外科医の目線で考え、そして若手の外科医が実践する「手術に役立つ臨床研究」ということにこだわって解説を試みています。私は消化器外科医ですが、あえて本書では循環器外科、整形外科、泌尿器科、脳神経外科、呼吸器外科、産婦人科など幅広いフィールドから興味深い実例を用意しました。 診療科や臓器にこだわらず、外科医が手術手技の研鑽に役立てるために実施する臨床研究について、計画の立て方から論文執筆の実際まで、多くの実例を用いて読者の皆様と一緒に考えていきたいと思います。 本多通孝 目次 序章 外科医が臨床研究を始める前に 第1章 [計画編1] 臨床研究計画書を書く―作成上の要点と注意点 第2章 [計画編2] 研究仮説とデザインを書く 第3章 [計画編3] 調査項目とアウトカムを書く 第4章 [実行編1] 臨床研究を論文にする 第5章 [実行編2] ランダム化比較試験の功績・観察研究の利点 第6章 [実行編3] 忙しい若手外科医のための時間の作り方・モチベーションの保ち方 第7章 [終章] 研究倫理・不正について

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Titre du livre 外科系医師のための手術に役立つ臨床研究 (日本語) 単行本 – 2017/11/16
Auteur 本多 通孝
ISBN-10 978-4260032599
Date de sortie 2017/11/16
Catégorie 医学一般, 医療統計学, 臨床外科 (本)
Nom de fichier 外科系医師のための手術に役立つ臨床研究-日本語-単行本-2017-11-16.pdf
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